自己分析とは

自己分析とは

転職においての自己分析は、今まで自分が仕事で培ってきた経験を深堀し「経験やスキルをどのように活かすか」「どれだけ会社に貢献できるか」を改めて整理することが必要になります。なぜなら、転職時は即戦力として求められる場合が多いからです。自己分析がしっかりとできていると、自己PRだけでなく志望動機や転職理由にも活かすことができます。

自己分析の目的

転職先を選ぶ基準を明確にする。

行う時期

書類作成などにも活かすことができるので、転職活動の最初に行うのがオススメ。

やり方

ポイントと注意点を把握して、今まで自分が仕事で培ってきた経験を5W1Hで書き出す。そこから、強みやアピールポイントを探す。

志望動機の作り方

「経験やスキルをどのように活かすか」「どれだけ会社に貢献できるか」をアピールしながら、どれだけ自分が転職希望先の企業とマッチしているかを伝えるようにする。また、なぜその企業がいいのかを明確にして、アピールするようにする。

自己分析のメリット

  • ミスマッチを防ぐ

    自己分析を行うことによって自分の強みやアピールポイント、転職活動で大切にしているものがわかります。強みと大切にしているものが分かれば、視野を広くこれらを活かせる企業を探すことができミスマッチ防止にもつながります。また、理想と現実のギャップを最小限に抑えることができます。

  • 強みを見つける

    「自分自身の強みが思いつかない…」という時もあるかと思いますが、自己分析で今までの経験やスキルを深掘りすることで「強み」を見つけることができます。

  • 企業へのアピールが行いやすくなる

    自己分析では、今までの経験やスキルを振り返る際にエピソードを一緒に思い出すことができます。志望動機や自己PRなどが面接時に聞かれますが、その際に必要なのは具体的なエピソードを交えたアピールになってきます。自己分析でしっかりと振り返っておくと、より具体的に説明することが可能になります。

ポイントと注意点

  • 具体的な言葉で説明できるようにする

    自己分析で出てきた「強み」だけでは、他の候補者と差別化できません。具体的なエピソードを付け加えることで、説得力を持たせることができます。そのため、「強み」が他の候補者と被っていても差別化することができます。

  • マイナスをプラスに

    自己分析では長所だけでなく、短所も出てくることがあります。その時は、自分のマイナスな一面もプラスになる言葉で言い換えてみましょう。マイナス面がアピールポイントとして話せるかもしれません。

  • 定期的に振り返る

    自分の価値観や気付きは、自分の環境や状況の見え方で変化していきます。そのため、定期的に自己分析をして振り返ることをオススメします。

5W1Hで書きだそう

過去のエピソードを振り返る際、5W1Hで書き出すとエピソードが明瞭になり振り返りやすくなります。実際に5W1Hに沿って、今までの経験を書き出してみましょう。

Where:どんな企業か

業界、従業員数、会社の規模、社風など

What:何のサービス・商品を扱っていたか

サービス・商品名、品質、競合他社に関して、価格など

Who:どんな人と関わったのか

同部署の人、○○系会社の担当者、○○な層の一般顧客など

How:どのように仕事を進めたか

具体的な仕事の進め方、アプローチ方法など

When:仕事のスケジュール感は

納期、期間、仕事のスピード感など

Why:何を目指していたか?

会社や個人の目標など

【例】

Where(どんな企業か):教育業界。従業員数は300名程度で上場企業。
What(何のサービス・商品を扱っていたか):就活で使用する適性診断(WEB・紙)。中学・高校向けの学校教材。
Who(どんな人と関わったのか):主に同部署のグループメンバー10名、書店、各学校の教職員、中学生・高校生。
How(どのように仕事を進めたか):顧客訪問の前には必ず仮説を立ててから営業を行っていた。毎日必ず決めた数字をやりきること。
When(仕事のスケジュール感は):納期は案件によって異なり、早いものだと2週間で契約から納品まで行っていた。毎日スピード感をもって仕事をしなければ毎日の数字は達成できなかった。
Why(何を目指していたか?):毎年行われる、部内の優秀賞を獲得すること。そのため、毎日決めた数字の仕事をこなしていた。

5W1Hを深掘りしよう

前述で出てきたエピソードから「強み」を見つけていきましょう。身につけたことや大切にしていたこと、目標にしていたことなどから強みを見つけることができます。強みがでてきたら、より深いエピソードを思い出して書き出してみましょう。

【例】

【強み:顧客視点で考えることができる】
顧客訪問前には、必ず仮説を立ててから営業を行っていた。なぜなら、顧客が望んでいる以上のものを提案するという目標を立てていたためだ。それを続けていると、常に顧客視点で考えることができ、成約できなくても信頼を徐々に得ることができた。

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