内定後の流れ

「内定」の定義

一般的に使用される「内定」とは、「企業からの内定条件通知書が発行されたタイミング」を指します。しかし、この時点では労働契約上の「内定」ではなく企業から採用条件が出された状態になります。本記事での「内定」は一般的に使用されているこちらの定義を使用いたします。
労働契約上の「内定」とは、「企業から内定条件通知書が発行され、求職者が企業に対して条件に同意し就業する意思表示をした状態」を指します。そのため、退職交渉の開始や他社選考の辞退は労働契約上の「内定」が成立してから行います。
はりまっちエージェントでは、内定後のサポートもしっかりとさせていただきます。気になる点がありましたら、弊社のキャリアアドバイザーにご相談ください。

現職中の内定後の流れ

ここでは、はりまっちエージェントを使用している求職者様が “現職中”の場合の内定後の流れを紹介します。基本的には以下のスケジュールとなりますが、企業によってはイレギュラーな場合もありますので、都度ご相談しながら進めて参ります。

  • 内定の連絡を受け取る

    企業から弊社に内定の連絡が届きます。弊社に内定の連絡が届きましたら、キャリアアドバイザーから求職者様に内定のご連絡をいたします。企業から直接求職者様に内定の連絡が来ることはありませんのでご注意ください。

  • 内定条件通知書を受け取る

    企業から弊社に内定条件通知書が届きます。届き次第、キャリアアドバイザーより内定条件通知書を求職者様に提示いたします。

  • 内定条件通知書の内容を確認する

    お手元に内定条件通知書が届きましたら、内容のご確認をお願いいたします。その際に、質問事項や不安点などがありましたら弊社のキャリアアドバイザーまでご連絡ください。
    頂いた質問事項などは、弊社を通して企業へ確認をとります。

  • 内定承諾の連絡をする

    疑問や不安が解消され、内定承諾の意思が固まりましたら弊社のキャリアアドバイザーまでご連絡ください。企業にはキャリアアドバイザーより、求職者様が内定承諾の意思があることを連絡いたします。
    内定承諾後に「内定辞退」を行うことは、企業へ非常に迷惑をかけることになります。そのため、内定承諾の意思をしっかりと固めましたらご連絡ください。

  • キャリアアドバイザーと退職交渉開始のタイミングを相談する

    キャリアアドバイザーへ内定承諾の連絡をしましたら、退職交渉開始のタイミングをキャリアアドバイザーと相談します。
    内定条件通知書には企業が希望する入社日の記載があり、基本的にはその日を目安に入社ができるように現職と交渉しなければなりません。
    一般的には遅くとも退職日の1ヶ月前での交渉をオススメしておりますが、引継ぎの内容によっては個人差があるかと思います。そのため、退職交渉開始のタイミングはキャリアアドバイザーと相談をさせていただき、決定できればと思っております。

  • 現職への退職交渉を行う

    退職交渉開始のタイミングが決まりましたら、現職への退職交渉をお願いいたします。
    まずは直属の上司に退職の意向を伝えます。退職日は現職との相談次第にはなりますが、退職日を入社日前日の日付にするのが良いでしょう。退職日と入社日が空く場合、健康保険や年金に入る手続きを自身で行う必要があります。
    万が一企業が希望する入社日に退職日が間に合わない場合がありましたら、キャリアアドバイザーへご連絡をお願いいたします。
    また、トラブル防止のため具体的な転職先については伝えないようにしましょう。

  • 退職日の決定を報告する

    退職日が決まりましたら、弊社のキャリアアドバイザーまでご連絡ください。弊社から入社企業へ退職日をご報告いたします。

  • 退職準備を行う

    周囲の人へ退職する旨のあいさつを行っていきます。また、円満退社に向け仕事の引継ぎは完璧にしましょう。この時、「後任(人)」に引継ぎをするのでなく「組織」に引継ぎをする意識でいることが大切です。

  • 入社企業とのやり取り

    入社日確定以降は企業と直接やり取りをお願いいたします。企業ごとに詳細は異なりますが、入社前の事前訪問日の調整や入社に必要な書類の準備等を行います。
    この間も相談したいことがありましたら遠慮なくキャリアアドバイザーにご連絡ください。

  • ご入社

離職中の内定後の流れ

ここでは、はりまっちエージェントを使用している求職者様が“離職中”の場合の内定後の流れを紹介します。基本的には以下のスケジュールとなりますが、企業によってはイレギュラーな場合もありますので、都度ご相談しながら進めて参ります。

  • 内定の連絡を受け取る

    企業から弊社に内定の連絡が届きます。弊社に内定の連絡が届きましたら、キャリアアドバイザーから求職者様に内定のご連絡をいたします。企業から直接求職者様に内定の連絡が来ることはありませんのでご注意ください。

  • 内定条件通知書を受け取る

    企業から弊社に内定条件通知書が届きます。届き次第、キャリアアドバイザーより内定条件通知書を求職者様に提示いたします。

  • 内定条件通知書の内容を確認する

    お手元に内定条件通知書が届きましたら、内容のご確認をお願いいたします。その際に、質問事項や不安点などがありましたら弊社のキャリアアドバイザーまでご連絡ください。
    頂いた質問事項などは、弊社を通して企業へ確認をとります。

  • 他社を受けている場合は選考状況を確認する

    他社を同時に受験している場合、選考状況などを見てから返事をしたい場合はその旨をキャリアアドバイザーにお教えいただければと思います。弊社から回答期限のご調整を打診いたします。

  • 内定承諾の連絡をする

    疑問や不安が解消され、内定承諾の意思が固まりましたら弊社のキャリアアドバイザーまでご連絡ください。企業にはキャリアアドバイザーより、求職者様が内定承諾の意思があることを連絡いたします。
    内定承諾後に「内定辞退」を行うことは、企業へ非常に迷惑をかけることになります。そのため、内定承諾の意思をしっかりと固めましたらご連絡ください。

  • 入社企業とのやり取り

    入社日確定以降は企業と直接やり取りをお願いいたします。企業ごとに詳細は異なりますが、入社前の事前訪問日の調整や入社に必要な書類の準備等を行います。
    この間も相談したいことがありましたら遠慮なくキャリアアドバイザーにご連絡ください。

  • ご入社

転職先に提出する必須書類一覧

転職先に提出する書類の一覧になります。しっかりと確認して早めに準備をしましょう。

退職する会社から受け取り転職先の企業に渡すもの

  • 年金手帳(通知書)
  • 雇用保険被保険者証
  • 源泉徴収票
  • 年金手帳(通知書)

    【退職する会社から受け取り転職先に渡すもの】
    基本的には現職の企業に提出後返却されているか、手元にない場合は現職の企業で保管されていることがあります。転職先の企業で年金加入の手続きをするために年金手帳は必要になりますので、しっかりと確認・準備をします。
    令和4年4月以降は冊子型年金手帳の交付は廃止されています。冊子型を持っていない方は代わりに通知書が発行されているので、通知書で対応してください。

  • 雇用保険被保険者証

    【退職する会社から受け取り転職先に渡すもの】
    ハローワークが発行している、雇用保険に加入していることを証明する書類になります。転職先の企業にそのまま書類を渡すことで継続して雇用保険に加入することができます。
    紛失してしまった場合はハローワークで再交付してもらえますが交付に時間がかかるため、大切に取り扱いましょう。

  • 源泉徴収票

    【退職する会社から受け取り転職先に渡すもの】
    退職して1月以内に前職の企業から受け取ります。年末調整をする必要があるため、転職先の企業に提出する必要があります。大体の受け取り時期の目安を事前に聞いておくと安心できます。提出できない場合は、自身で確定申告を行わなければならなくなります。しっかりと前職企業に確認をしておきましょう。
    万が一前職企業から源泉徴収票が発行されない場合、税務署や労働基準監督署に相談をしてください。

転職先の企業から求められるもの

  • 給与振込先届出書
  • 扶養控除等申告書
  • 健康保険被扶養者異動届
  • マイナンバー(個人番号)の控え
  • その他、提出を求められる書類等
  • 給与振込先届出書

    【転職先の企業から求められるもの】
    給与の振込先を提出する書類になります。企業によっては振込先銀行の指定がある場合があります。必要があれば新しく口座を用意しないといけないため、早めに確認をしておきましょう。

  • 扶養控除等申告書

    【転職先の企業から求められるもの】
    扶養控除や配偶者控除などを受けるために必要な書類です。扶養家族の有無にかかわらず提出する書類になります。

  • 健康保険被扶養者異動届

    【転職先の企業から求められるもの】
    扶養家族がいる人が健康保険に加入する際に提出します。戸籍謄本、戸籍抄本、住民票の写しのいずれかを求められる場合があるため、事前に確認をして準備をしておく必要があります。

  • マイナンバー(個人番号)の控え

    【転職先の企業から求められるもの】
    社会保険や雇用保険の手続きをする時に必要になります。マイナンバーカードを裏表コピーしたものか、住民票などを提出します。

  • その他、提出を求められる書類等

    【転職先の企業から求められるもの】
    その他にも企業によって求められる書類があります。事前に転職先企業に確認をして準備をしておきましょう。下記によく求められる書類例を記載します。

    • 資格・免許などの証明書
    • 健康診断書
    • 雇用契約書
    • 入社承諾書
    • 身元保証書
    • 卒業証明書
    • 退職証明書

内定後に注意するポイント

  • 書類の提出期限は厳守
  • 内定条件通知書は保存
  • 内定辞退はできるだけ早い連絡を
  • 内定取り消しとなる行動をしない
  • 書類の提出期限は厳守

    転職先企業から指定されている書類の提出期限は厳守してください。

  • 内定条件通知書は保存

    紙やデータの場合などがありますが、しっかり保存しておくことが大切です。万が一、企業都合で内定無効になった場合に重要な証拠となります。

  • 内定辞退はできるだけ早い連絡を

    内定承諾にかかわらず、内定辞退の場合も弊社のキャリアアドバイザーにご連絡ください。
    また、内定承諾後の辞退は企業へ非常に迷惑をかけることになります。そのため、内定承諾の意思をしっかりと固めてから返事をいただければと思います。
    万が一、内定承諾後に辞退をしないといけない場合になりましたら、早急に弊社のキャリアアドバイザーまでご連絡ください。

  • 内定取り消しとなる行動をしない

    企業が内定者に同意なく内定取り消しを行うことは違法になります。しかし、内定者に違反行為があった場合は取り消しを認められることがあります。内定取り消しとなるような行動は行わないようにしましょう。

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